IT業界研究 ユーザー系・メーカー系・独立系の違い

SE就活
この記事は約4分で読めます。

文系SEの陽(@yoh_213)です。

SIer企業の中でも資本関係により種類があります。
・ユーザー系
・メーカー系
・独立系
とわかれています。

今回はそれらの違いについて解説していきたいと思います。

親会社がIT系の製造メーカー(日立・NTT・富士通など)の場合はメーカー系
 ⇒日立ソリューションズ・NECソリューションイノベータ・富士通エフサスなど
親会社がそれ以外(電力系・鉄道系・銀行系など)の場合はユーザー系
 ⇒トヨタシステムズ・JR東海情報システムなど
親会社がない場合は独立系
 ⇒大塚商会・富士ソフト・Skyなど

ユーザー系の特徴

ユーザー系とは、元々親会社の情報システム部門として設立され、それが独立して子会社になったというパターンが大半です。

業務内容は「親会社のシステム構築」が主となります。

・基幹システム
・業務システム

などを作成しています。

基幹システムとは、その会社存続に対して必要なシステムです。

販売管理システム・購買管理システム・在庫管理システム・会計システム・人事給与システムなど

業務システムとは、会社の業務を行う上で必要なシステムです。

顧客管理システムや、案件管理システムなど

銀行系であれば銀行の業務にかかわるシステム、生産系であれば工場の稼働にかかわるシステムなど、

親会社がどういった業種なのかで理解できることがあります。

ユーザー系は、親会社以外の案件が少ない企業も多いです。

内販(親会社)の売上が9割
外販(それ以外)の売上が1割

くらいの比率になっていることもあります。

内販があるということは、それだけ安定した売上があるということですが、

一方でそれ以上の売上はあまり見込めないということもあります。

ユーザー系のメリット

・親会社からの安定的な売上
・業務内容が事前にわかる
・直接ユーザーと関わることが多い
・親会社に近い福利厚生

ユーザー系のデメリット

・外販の売上が少ない
・親会社の業種以外の知識があまりつかない
・出世しにくい(親会社の人が幹部になることが多い)

メーカー系の特徴

メーカー系というのは、親会社がパソコンやハードウェアなどを作ったり売ったりしている企業です。

親会社が請け負ったシステム開発を請け負っていることが多いです。

また、使用するパソコンや機器が親会社のものを使うことが多いです。

ユーザー系と違い、担当するシステムは親会社に縛られません

そのため、案件ごとに作成するシステムは多種多様となっており、様々な技術に触れることができます。

ユーザー系同様、親会社が存在するため経営的にも安定します。

福利厚生についても親会社同等だったりします。

メーカー系のメリット

・親会社からの安定的な売上
・使用する製品知識がつく
・直接ユーザーと関わることが多い
・親会社に近い福利厚生

メーカー系のデメリット

・他社製品が使えないため、知識がつかない
・出世しにくい(親会社の人が幹部になることが多い)

独立系の特徴

最後に独立系とは、親会社が存在しないIT企業です。

日本にあるSIerのほとんどは独立系です。

親会社に縛られないため、自由にハードウェアを選べますし、開発するシステムも案件によって様々です。

そのため、お客様へ自由な提案をすることができます。

どういったシステムを作っているかは会社のHPを見ると書いてあったりします。

独立系は色々なものに携わるため、技術力や知識が一番つきます。

一方で、親会社がないことで、定期的な仕事がないというのがデメリットになります。

独立系のメリット

・様々な開発案件に携われる
・様々なメーカーの製品を扱える
・知識や技術力が身につく
・出世できる

メーカー系のデメリット

・自ら営業して仕事を取りにいくことが非常に大切
・とってきた案件次第では厳しい条件の可能性もある

まとめ

ユーザー系、メーカー系、独立系それぞれにメリットとデメリットがあります。

そのため、その会社が何が得意で主力なのか、

そして親会社の仕事などをしっかり調べて特徴を理解しましょう。

最後に

新卒でエンジニアになるには、不安があるかもしれません。

プロの意見を参考に、自分に合う会社を相談することができるサービスがあります。

ぜひこちらを活用してみてください。

IT業界や技術に精通した専任のスタッフが、就活⽣に対して、キャリア相談、企業のご提案、条件⾯交渉などトータルなサポートしてくれます。

メリット

✅無料のオンラインカウンセリングでキャリア相談を受けられる
✅就職のプロが相談相手となってくれる
✅早く内定が取れる
✅優良企業に行ける(ブラック企業を避けることができる)

ぜひ、効率よく就活を進めて内定を勝ち取りましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました