文系SEの陽(@yoh_213)です。
SIer企業の中でも資本関係により種類があります。
・ユーザー系
・メーカー系
・独立系
とわかれています。
今回はそれらの違いについて解説していきたいと思います。
親会社がIT系の製造メーカー(日立・NTT・富士通など)の場合はメーカー系
⇒日立ソリューションズ・NECソリューションイノベータ・富士通エフサスなど
親会社がそれ以外(電力系・鉄道系・銀行系など)の場合はユーザー系
⇒トヨタシステムズ・JR東海情報システムなど
親会社がない場合は独立系
⇒大塚商会・富士ソフト・Skyなど
ユーザー系の特徴
ユーザー系とは、元々親会社の情報システム部門として設立され、それが独立して子会社になったというパターンが大半です。
業務内容は「親会社のシステム構築」が主となります。
・基幹システム
・業務システム
などを作成しています。
基幹システムとは、その会社存続に対して必要なシステムです。
業務システムとは、会社の業務を行う上で必要なシステムです。
銀行系であれば銀行の業務にかかわるシステム、生産系であれば工場の稼働にかかわるシステムなど、
親会社がどういった業種なのかで理解できることがあります。
ユーザー系は、親会社以外の案件が少ない企業も多いです。
内販(親会社)の売上が9割
外販(それ以外)の売上が1割
くらいの比率になっていることもあります。
内販があるということは、それだけ安定した売上があるということですが、
一方でそれ以上の売上はあまり見込めないということもあります。
メーカー系の特徴
メーカー系というのは、親会社がパソコンやハードウェアなどを作ったり売ったりしている企業です。
親会社が請け負ったシステム開発を請け負っていることが多いです。
また、使用するパソコンや機器が親会社のものを使うことが多いです。
ユーザー系と違い、担当するシステムは親会社に縛られません。
そのため、案件ごとに作成するシステムは多種多様となっており、様々な技術に触れることができます。
ユーザー系同様、親会社が存在するため経営的にも安定します。
福利厚生についても親会社同等だったりします。
独立系の特徴
最後に独立系とは、親会社が存在しないIT企業です。
日本にあるSIerのほとんどは独立系です。
親会社に縛られないため、自由にハードウェアを選べますし、開発するシステムも案件によって様々です。
そのため、お客様へ自由な提案をすることができます。
どういったシステムを作っているかは会社のHPを見ると書いてあったりします。
独立系は色々なものに携わるため、技術力や知識が一番つきます。
一方で、親会社がないことで、定期的な仕事がないというのがデメリットになります。
まとめ
ユーザー系、メーカー系、独立系それぞれにメリットとデメリットがあります。
そのため、その会社が何が得意で主力なのか、
そして親会社の仕事などをしっかり調べて特徴を理解しましょう。
最後に
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